新たな学習とその支援


グローバル化と第4次産業革命への動向
 グローバル化は我々の社会に多様性をもたらし、急速な情報化や技術革新は世界、 日本の社会、組織、個人に質的な変化を起こし、またそれぞれに変革を迫ってきています。

 たとえば、以下のような予測がなされています。
 
・「子供たちの65%は将来、今は存在していない職業に就く」
   (キャシー・デビッドソン氏、ニューヨーク市立大学大学院センター教授)

・「今後10年~20年程度で、半数近くの仕事が自動化される可能性が高い」
   (マイケル・オズボーン氏、オックスフォード大学准教授)

・「2045年には人工知能が人類を越える」
   (レイ・カーツワイル氏、米グーグル 未来学者)

 

教育に対するニーズの変化

こうした急速で予見困難な変化に対応していくために必要とされる個人の資質・能力も、これまでとは質的に違うものとなってきます。

「解き方があらかじめ定まった問題を効率的に解いたり、定められた手続を効率的にこなしたりすることにとどまらず、直面する様々な変化を柔軟に受け止め、感性を豊かに働かせながら、どのような未来を創っていくのか、どのように社会や人生をよりよいものにしていくのかを考え、主体的に学び続けて自ら能力を引き出し、自分なりに試行錯誤したり、多様な他者と協働したりして、新たな価値を生み出していくために必要な力を身に付け、子供たち一人一人が、予測できない変化に受け身で対処するのではなく、主体的に向き合って関わり合い、その過程を通して、自らの可能性を発揮し、よりよい社会と幸福な人生の創り手となっていけるようにすることが重要である。」

 

教育改革の方向性

(中央教育審議会 学習指導要領改訂の答申 平成28年12月21日)

 

この中でも、特に「学びに向かう力」「思考力・判断力・表現力」の分野については、アクティブラーニングなどの授業の形の拡張やeラーニング等によるアダプティブラーニングの実現に加えて、インテクストラネットによる幅広く、柔軟な学習支援の提供が効果的と考えます。